インフィニティー

8/25 誰でも出来るゲシュタルトセラピー

★★★ゲシュタルトに興味のある方・
   ゲシュタルトをもっと学びたい方集まれ~!★★★

最近、ゲシュタルト療法の事をテレビで見たとか、漫画で読んで知ったとかで興味を持って頂いている方が多くなりました。

興味を持った方、初めての方も是非ご参加ください。

オープンスペースでゲシュタルトワークを定期開催しています

ゲシュタルトが初めての方でも気軽に体験ができます。

そして、ゲシュタルトを学んでアドバンスコースを修了している方は、更にファシリを参加者に提供していただくことが出来ます。

一般参加のクライエントとワーク提供のファシリテーター、お申込みいただいた全ての参加者さんで作っていきます
ゲシュタルトをしたい全ての方が、色んなスタイルで体験できるオープンな場のワークショップです。

スーパーバイザーとしてGNJの萩原久子さんに場のサポートをして頂きます。ファシリテータをした方は、ワーク終了後にフィードバックをしてもらえます。

【詳細】

■日程:2018年8月25日(土)
■ワーク時間 ;10:00-16:00
※途中退席も出入り自由です。ご都合の良い時間だけお越しください。
■参加費 ;3000円 / ファシリの練習をした方 追加 2000円
■定員;10名

■場所:東京墨田区Big Ship 2F和室
■主宰者;インフィニティー 上谷和美
ちるどれん 鈴木明美
■お申込み方法;一般参加 または ファシリテーター希望 をご記入ください。
ファシリを希望される方はアドバンス修了者とします。トレーニング時間をご記入下さい。
インフィニティーHPの申し込みから申し込みしてください。

中野さんリトリートで一つになる体験

中野さんの温泉リトリートでブレスワークをした時に、面白い体験をしたのでその事を書こうと思います。

 

会場で参加者全員が頭を輪の中心に向けて、寝っ転がりました。隣の人とはお互いに手を広げれば触れ合う程度の間隔。

中野さんのリードによって、ブレスワークスタートです。

 

ブレスワークとは、意識的に呼吸を早く大きくする事で自分の内側にある感情などが出てきやすくなります。その感情を出して、感情が流れるままにしていきます。そうすると、自分の深いところの感情も解放しやすくなるワークです。

一般的には悲しみが浮いてきたり、寂しさが浮いてきたら、そのあと笑いが浮いてきたりして、最後には静寂へと戻ります。

 

音楽が鳴りだし、中野さんの「はーっ、はーっ、」と言うリードによって私も呼吸を大きく早めていきます。

少しずつ過呼吸に近い状態になり左手が痺れてきました。その痺れは左側全体へと広がります。

ジンジン、ビリビリ、ジリジリ…、

呼吸は相変わらず「はーっ、はーっ、はーっ」と続けます。

実は左側は少し前から体調が悪くアチコチに痛みがありました。痺れを感じながら、私は「体調の悪い方が反応してるなぁ」と思考が動いてます。

痺れはさらにビリビリ感を増してきます。

ピリピリ、ビリビリ、ざらざら…。

思考で感覚に意味付けをしたくなる衝動を一旦止めて、痺れだけを感じることにしました。

 

そうすると、このビリビリする感覚が身体から抜け出て広がり始めます。物凄い勢いで!

それと同時に私が、その痺れのエネルギーになっていたのです。

感覚的には私はエネルギーとなって広がり始めているんです。

いやいや、エネルギーが私なのです!

 

そのエネルギーが一気に身体中から溢れ出ている感じ。

私の身体はブルブルと小刻みに震え、失神するかのように手も足も身体も全身がガタガタ動き出しています。

口はこれ以上大きく開けれないぐらい、大きく開けて、「わぁぁ〜! うぇ〜〜っ! 」と大声が出てます。

そして、感情が込み上げてくるんです。悲しいような、切ないような、愛おしいような、喜びのような…、言葉では表せない感極まった感情が湧いてきて涙が溢れます。

鼻水も出ます。

声も泣き声になったりします。

そんな状況下でも頭の片隅では、「何が起こってるんだ! 身体がこのままじゃ張り裂ける〜。」って自分を見ているんです。

 

そして、それと同時に身体から放出されたエネルギーの私は外へと広がり、会場から見える海や山々や木や草や全てのものと一つに混ざりあったのです。そして、会場にいる全ての人ともエネルギーが混ざり合い本当に一つになった感じなのです。

私はエネルギーでエネルギーが私で、そのエネルギーは全てのものと繋がってて、それは一つで、一つのエネルギーが形を変えてそこに存在しているだけでしかなかったのです。

 

それを体験しながら、私の感情は 喜び と 悲しみ と 愛おしさ と 安心感 などの『感情』とも言えない波動のようなものが、満ちてきたり、そして引いていったり、そして、また満ちてきて大声で泣いて叫んで、そしてまた引いて静かになる。

そんな時間を過ごしました。

 

最後に呼吸が静まり、余韻に身を任せているときは幸せでたまりませんでした。

私たちは私ではなく、エネルギーだったのです。全ての創造するものは一つのエネルギーで、それらは単なる現れでしかなかったのです。

隣の人も同じエネルギーで現れ方が違っていただけで、エネルギーに境界線も分離もなかったのでした。

全てがこの身体を作っているエネルギーと同じでした。

 

言葉で伝えると、とても気狂いじみた言い方になりますが体感が私に教えてくれたのです。

そして、それを確信していた時、私はとても平安で満たされていました。

 

体験に意味を付けずにそのままにしておく、言葉でラベリングせずに感じ続けることで、分離の無くなる始まるのだと思います。

グループの皆さんがいるからエネルギーが高まり、そのエネルギーのお陰でこんな体験が出来たリトリートのワークでした。

何か貴重な体験をしたように思います。

 

中野温泉リトリートに参加してきました

先日、中野真作さんの皆生温泉リトリートに参加してきました。

参加して一週間が経過しましたが、実はまだ私の体の中では言葉にならない感覚が熟成中のような感じがしています。

 

当日は集合時間が13:00とゆっくりスタート。

私は8:30には現地に入っていたので、まずは近くの海岸を散策。

砂浜の海岸は人もまばらで車の音もなく、トンビの鳴き声が聞こえてくるぐらいの静かな空間。

私はのんびりと浜辺に座り海を眺めて時間を過ごします。体内時計がゆっくりとした時間へと切り替わっていく感じ。

そこからリトリートの準備に入っていたのかも知れません。

 

いよいよリトリートスタートです。

旅館の最上階で三方向がガラス張りの会場。

海や山の眺めがよく、開放的で気持ち良い空間でした。

参加者さんと始めて顔を合わせて、ちょっと緊張している私。

でも、皆さんの関心や思いは同じなので、どこか同士のような安心感。

 

中野さんのお話でリトリートのお話は進みます。参加者の皆さんが個々に感じている事を話し出します。

中野さんのゆっくり穏やかな話し方は、私の体内時計を更にスローペースへと変えていきます。呼吸が自然と深くゆっくりになる感じ。

日常生活の世界から、違う次元へ移行している感じです。

 

ワークでは、ブレスワークや感情に触れるワークをして身体の中に籠っているエネルギーを発散させては、次に静かに瞑想をする事をしました。

放出しては内側のエネルギーに触れる。浄化しては沈黙する。

発散した後の沈黙は、安らぎや心地良さがあり思考が流れても思考に巻き込まれず、沈黙のスペースを保つことが出来ていました。

 

これを繰り返していくと、言葉ではなく身体の深いところが『安心』と云う感覚に満ちてきます。

このリトリートは、言葉の解釈や説明ではなく、この安心や守られている感覚を肌で直接体感させてくれるエネルギーの場なんだ分かってきます。

目覚めのプロセスが「何か」を知るよりも体験する。ありのままを安心して感じる。

そんな時間でした。

 

今まで中野さんのお話会は何度か参加しているし、スカイプセッションも受けていましたが、私はいつも思考での理解を求めていたから、今ひとつ物足りなかったり、スッキリしなかったりしていました。

でも、実は中野さんのセッションというのは、言葉ではなく癒しのエネルギーの体験や共有だったんだと今更ながら知った次第です。

お話会では分からなかった事が、理屈でないところで身体で分かってきた感じです。

もう、そうなると何を質問しても中野さんの返事は予想がついてしまうから聞く必要となくて、ただ沈黙(心のスペース)を共有して安心を感じていくだけになりました。

 

そして、リトリート自体のプロセスも面白い事が起こってきます。

まるで台本があるかのように、私に必要な事が参加者のディスカッションの中で起こりました。

グループの持つ力は本当に素晴らしいと思います。自分の内側で起こっている問題がその場で起こり、体験的に見せてくれるのですから。

この体験を安心できる状況下で体験して自分に触れれた事は最高のギフトでした。

自分の内側にも外側にも素晴らしいプロセスのあった三日間のリトリートでした。

 

自宅に戻り、リトリートの時にメモした手帳を改めて読み直してみるのですが、何故か言葉がとてもチープに感じます。

言葉を読み返しても心が動かないのです。

やはり、中野さんのリトリートは目覚めるための方法を言葉で知るのではなく、体験しにいく場所だったのですね。

その感覚を今度は自分自ら感じれるよう、暮らしを観ていく。

まずは、ゆっくりと呼吸をして内側を感じて、そのままを受け止めていく。

安心して流していく。そして、流れていく。

それらをお土産に持ち帰ったリトリートでした。

 

 

リトリートのワークの中で面白い体験をしたので、それは次回書かして頂きますね。

 

★★★ワークショップやカウンセリングのお知らせ★★★

インフィニティーでは、ワークショップやカウンセリングを行っています。

ゲシュタルト療法や表現アートセラピーなど、自分の内側に気づくワークなどを提供しています。

ワークショップのご案内はHPをご覧ください。

http://infinity-sp.com/

 

 

 

 

 

 

 

仲間と非二元の理解を深める

先日開催した『お茶会』の体験が何か私の中で大きな信頼になってきています。

初めてお茶会をするのにあたり不安はありましたが、私はその場で起こる事に任せようと決めていました。

起こることが起こっていく。
必要な人が集まり、必要なプロセスが流れ、参加者さんそれぞれに気づきを深めていく時間。

このお茶会では、主役はおらず全員が自分の話したい事をテーブルの上に話題を乗せるように体験をシェアしてくれました。
他の人が、その話題に対して感じたことや自分の学びの経験を伝え返す。
その場に崇拝する人もいないから、誰も依存的にならず自分たちで話をしながら、自分たちなりの非二元の理解を深めていく。

これって、凄い事だと思うんですよね。
人から教えられるのではなく、自分の中から答えを見出していく。気づいていく。

参加者からの言葉で自分の感覚を味わっていく大切さや、思考せずに感じていく事や、非二元の先にあるのは安心して今にいること…。
と答えを導き出したりして、全員がそれを味わっていく。

そう、私はこれがやりたかったのだと、本当にこの体験に感謝しています。
マハルシやエックハットトールのような指導者がいるのではなく、個々のプロセスを伝え合う事で理解を深める場がある。

誰もが目覚めていて、誰もが完全で、誰もが対等で答えは自分の中にある事を教えてくれる。
それが更に信頼へと深まっていく経験をしています。

こうやって私たちは分離の夢の個人から、一つのエネルギーへと目覚めていくのかも知れませんね。

『非二元好きの方のお茶会』を開いてみました

先日、『非二元好きの方のお茶会』を開催しました。
その事をちょっと書こうと思います。

そもそも、なんでこのお茶会をしようと思ったかと言いますと、私自身が非二元の話を誰とも出来なくて、話しが出来る仲間が欲しかったんですよね。

それで、そんな場所が欲しいと思ってる事を中野真作さんにお話ししたら、中野さんから「やったらいいじゃないですか、必要としている人はいますよ」 とのアドバイス。
単純な私は、「そっかぁ〜、何をやっても失敗は無いんだし、やりたい事をしたらいいんだよね」てな気持ちで
お茶会を開催することにしたのです。

とは言え、私は目覚めた人でも悟った人でも無く、どちらかと言えば迷いのグルグルの途中です。
私のやりたかったことは、ただ、同じ思いの人が集まって心置きなく自分の気付きや、プロセスを語り合うこと。

悟った人が話をする訳でも無いので、
もしかしたら誰もが集まらないかも… と思ったりしていました。
でも、有難い事に中野さんのサポートを頂いたりして数名の方が集まって下さりました。

畳敷きの和室で座布団にゆったりと座り、丸くなってお菓子を囲みながら、お互いが今の気づきや体験を思い思いに話してくれます。

話をリードしてくれる人、気づきを話してくれる人、体験や変化を話してくれる人、それぞれのペースで皆さん
が自分の話したい事をお話ししてくれます。
その会話の中で、自然にエネルギーが動き、ここに癒さ
れ自らの進む方が見えてきます。
それは誰かが教えるのではなく、参加者みんなで自然に出てきた答えです。そして、その見出された答えに心が癒され安心がそこにありました。

その場を信頼して起こることに任せていく。
私はその事を大切に、その場を見守っていきました。
これは、全ての人の中にプロセスがあり答えがあり、その場に必要な事が起こり、その場にいる人たちが共有している気づきに向かうと信じてきたからです。

終わるときに、皆さんから「一回で終わらずに定期的にしましょう」とリクエストを頂きました。
参加しててリラックスした とか、ゆっくり話が出来た とか、思う存分話ができて楽しかったとか、嬉しい言葉を頂きました。

ご参加下さった方が、感想をブログに書いてくれました。その内容を最後に掲載しますね。良かったら読んでみて下さい。

そして、次回は10月に開催する予定です。
非二元、ノンデュアル、悟り、目覚め、そんな話をしたい方は、是非ご参加くださいね。
一緒にアブノーマルな話を堪能しましょう。

ご参加頂いた方に感謝を込めて。
インフィニティー
上谷 和美

■■■参加者さんのお声■■■
40歳代 男性

自分から動いてみた。

blogを見て気になっていた方の
お茶会に参加させて頂いた。

いつもなら発言を躊躇するが
今日は話す事が出来た方だと思う。

自分のしてきた過去のこと
今思っていること、感じていること、
初対面の方ばかりの中で
良く話が出来たなと感心している。

いろんな不安があって、
実際そうだった事もあって、
それでも結果として「大丈夫」だった。

自分がそう思えているのだから
それで良いだけの事。

いろいろなことで
まだクヨクヨすることはあるだろうけど今は
それを感じて、
それを楽しんで、
過ごして行けそうな気がしている

病気からの方向転換

先日、脳ドックを受診してきました。
久しぶりにMRI の機械の中に入り、昔を思い出したました。

昔というのは、ちょうど10年前に私は脳の血管が破裂しかかる病気の『解離性動脈瘤』という病気になりました。
頭痛が酷く病院に行くと、そのまま緊急入院となり医師からは生存率は30%でその中でも後遺症を持たずに復帰できるのは10%の宣告を受けました。そして、そのまま半年間休職する事に。

その時、私はマネージャー職としてスタッフを100人抱えて働いていた時でした。
いつもスーツの鎧を着て、月の半分以上は出張しているような生活でしたから、急に仕事から離脱して自分の居る場所を無くした感覚、しかも会社は私が居なくても動いているショック。
自分の存在価値を失ったような感覚でした。

 

その存在価値の喪失感から逃げるために、代替え案としてカウンセリングを学び会社を退職して独立を考えたのでした。

カウンセリングを学び始めて、練習のためカウンセリングをやり合うのですが、カウンセラー役の人が「その時、どう感じましたか?」と考えではなく、どう感じているのか…を聞かれると自分で分からないのです。
感じてる事が分からない。。

そして、感じたことを言葉にしようとすると涙が溢れてくるのです。

今までは一人で悔し泣きはする事はありましたが、感情を感じで人前で泣く事などなかったので自分でもどうなっているのやら分かりませんでした。
今、思えば鎧を着て心も身体も防御して、自分自身に触れないようにしていたのでしょうね。
だから、病気になって身体の痛みからストップが掛かったのですが。

そして、カウンセリングが進み自分の話をしたり、気持ちを感じて言葉にする事で心が解れていくのを知ったのです。

 

私は今現在、結局そのまま会社に勤務をしており、担当部署が変わり人材育成の仕事に携わっています。
社内の人達を見ていると、一人で苦しんでいる人や身体症状にまで出ている人がいたりします。

サポートしたいと思っても、ご本人がその気持ちにならないと進まない作業ですから、なかなかサポートが出来なく歯痒く感じているところでもあります。

自分の今の状態をただ言葉にするだけでも、気持ちが楽になったりするのになぁ。

ですから、誰もが自分の事を素直に人を話せる場所があればいいなぁと心から思うのです。
そんな思いで『フリートークルーム』を行なったりしています。

私自身のの経験から、まずは誰かに話をしてほしいと思うのです。そして、自分の中にある本心をちょっと覗いてみてほしいのです。
もちろん誰かとは、トレーニングを受けた人ですが。
そこに触れるだけで、気持ちはとても楽になります。

そんな、初心に戻った時間でした。
★★★ワークショップのご案内★★★
インフィニティーとしてワークショップやカウンセリングを開催しています。
こちらをご覧ください。
http://infinity-sp.com/

5/20 WS『自画像の箱を作る』

ゲシュタルト指向 表現アートセラピーワークショップ
◆テーマは『自画像の箱を作る』◆

「自分」と云う名の箱を作りましょう。

外側はどんな色? 内側はどんな色? 箱の底は?

色や写真を使って自分の色んな面を表現してみましょう。

自分の中はどうなっているのかしら?

外側に見せている自分、内側にある自分、コラージュで「自分」と云うタイトルのたった一つだけの箱を作りましょう。

■日時:2018年5月20日(日)10:00-16:00

■場所:東京都墨田区 『Big Ship』 東京都墨田区本所1丁目13番4号

■参加費:8,000 円
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→申込・お問い合わせ

【インフィニティーのワークショップ】

インフィニティーではゲシュタルトセラピーや表現アートセラピーを取り入れた独自のワークショップを行っています。

表現アートセラピーとは、自分の感じている感覚を色や絵や雑誌の写真を貼ったりして表現していきます。自分の「何となく・・・」の感覚を表現したものを通して自己理解に繋がっていきます。絵の上手い下手は関係ありません。感じたままに色を塗るだけでいいのです。

そして、ゲシュタルトセラピーとは「今ここ」で起こっていることにフォーカスする体験型のセラピーです。丁寧に自分の感覚に寄り添うことで、自分の中から気付きが起きて自分の生きやすい方向へと向かっていきます。

忙しい毎日の思考から離れて、感覚に触れてみて下さい。自分の本当の声が聴こえてきます。

 

自己を超え宇宙に溶け込む意識

先日、スエットロッジに入った時のことです。

私はこの時間空間を抜け出し、宇宙に溶け込んだような意識になりました。

前回にも書いたように、スエットロッジの中はとても狭く、藁で作られたような薄い敷物が一枚下に敷いてあり、お尻には土の感じが伝わってきました。

私たちは水着にパラオを巻いたような姿でスエットの中に入っているので、熱く焼けた石が入ると肌にダイレクトに熱さが伝わり、熱気が身体中を覆い尽くします。

真っ暗闇で隣の人も見えず、自分の身体も見えず、ただ汗が肌を流れる感覚と熱気を浴びてる感覚と狭い場所にいる感覚と、それとインディアンドラムの音と祈りの歌声。

 

今まで真っ暗な空間はフローティングタンクで慣れてはいましたがが、フローティングタンクとはまた違う自分に触れる時間でした。

 

フローティングタンクに入っているときは、時として思考の渦に巻き込まれる事がありますが、スエットロッジでは思考よりも『今』にどのようにいるかに自然とフォーカスされていきます。熱さと一緒にいて、ドラムの音を聴き、声を出して歌う。

先の事や、さっきまでの事を考えている余裕が無いといいましょうか。。。

 

そこにいると不思議な感じがしてきました。

何も考えず、今起こっているスエットの中の出来事を眺め、自分の皮膚感覚を感じていると宇宙と一体になったような感じがしてきたのです。

 

まるで宇宙とダンスをしているような感じです。

「宇宙に溶け込んでいる感じ」とでも言いましょうか、ダンスするときに腕の中に包まれて守られている感じ。それで一緒に流れている感じ。根拠のない安心と一体感なんです。

 

実は私は人一倍思考タイプで頭の中で考えて整理をしたがるところがあります。

理論的に理解し言語化して安心したいんでしょうね。

でも、スエットでの感覚はこれを超えたところにありました。

ああ、『今にいる』ってこれなんだ!

最近、誰もが『今ここにいる』ことを言っていますが、その『今ここ』とはまた別の感じがあります。今ここは、今起こっていることに気付いて、今の状態を見ていく作業ですが、私の体験した『今にいる』は見ることすら無い、だから見るものも見られるものもいない、ただの存在の感じです。

見る視点や思考が無くなり、そこを超えた時にただの存在だけになったのです。

思考を通さなくなった時に『今にいる』事が出来、自分の存在そのものが、宇宙の存在そのものになる感じです。

それが私という個人の存在を超えて、ただそこに存在する『存在』そのものなのだと感じました。

そして、思考で恐れから守っている安心では無く、恐れすらない安心感がそこにありました。

この体験は個人の次元を超え、宇宙に溶け込み意識の存在そのものになった体験だと今になって思うのです。

何か大きな体験をしたような気がしています。

 

★★★ワークショップのお知らせ★★★

インフィニティーではワークショップを開催しています。

詳しくはHPをご覧ください、

 

ネイティブインディアンのスエットロッジに入りました

先日、スエットロッジに入ってきました。
スエットロッジとはネイティブインディアンの儀式です。

そのワークショップに行って感じた事を色々と書いていこうと思います。

まず、私は友人の紹介でスエットロッジの意味も知らず入る事を決めたのですが、当日会場で「祈りの儀式」だと説明をと聞いて、既に祈ることに意味を持たなくなっている私は違和感を感じていました。

そこで、そのリーダーである松木正さんに単刀直入にこんな事を伝えたのです。

「 祈ることは欲求を満たすための行為で、エゴの強化になる。それは必要のないことだと私は考えている」

なんて、言ってしまいました。
松木さんからの答えはこうでした。

「祈る事とは、今にいる事。今にいると自分に気づくことが出来る。」

なるほど。「祈ることは今にいる事」なのか…。
それを聞いたらスエットロッジに入る意欲が湧いてきました。

「今にいる」と言うことは私にとって、まさに旬の課題で「今にいる」事で自分を見つめ、自分を知り変化が起きます。
それが全てだと言ってもいいぐらいのことです。
それを聞いて、この体験もプロセスとして起こっているのだ感じるようになっていました。

スエットロッジには深夜11:00頃から入ります。
夜7時に石を熱する為に石を積んで薪に火を付け燃やしていきます。
深夜11時にスエットロッジの中に総勢13名の男女が殆ど水着のような格好で入ります。

スエットの中はとても狭くみんなで小さくなって膝を抱えて座り込んでる感じです。
その中央に熱々に熱した石を入れてスエットの中を蒸し風呂状態にしていきます。

インディアンはスエットを子宮の中と考えているらしく、中に入ると産まれる前の安心の世界でスエットから出てくると現実の日々の生活にいる状態だと説明がありました。
だからスエットに一緒に入ったメンバーは一緒に生まれ変わる仲間だそうです。
新しい家族が出来るというインディアンの考えなのです。

私からすれば子宮というスエットの中はリアリティーの世界で、スエットの外は幻想の自分がいると思い込んでいる世界なのですが。

ともかく、スエットロッジの中に入って膝を寄せ合って座り込みます。

熱した石が入ります一気に中が熱くなり汗が吹き出してきます。入り口を閉めると真っ暗で何も見えなくなります。隣の人も自分の手さえも。

暗闇の中であるのは、インディアンドラムの太鼓の音と全員で歌う祈りの唄。その時間が続き途中では、一人一人が自分の祈りを伝えたりします。

その時間は朝4時まで続きます。途中途中でテントの入り口が開いて飲み水が柄杓で回されて来たり、熱した石が追加されたり、あとは熱さに耐えれなくなった人が外気を吸いに出て行ったりしています。

その中にいて、私は何か冷静に様子を見ている自分がいました。
とてつもない熱さと溢れ出す汗、スエットの中で起こっている人の熱さと戦っている声や祈りの声や、避難しようとする人の様子など外側で起こっている事を眺め、そして自分の内側で起こっている事を眺め、熱さを感じている身体を感じ、水が喉を通る気持ち良さを感じ、汗が流れている腕を感じ。全てを同時に観ている感じだったのです。

皮膚から内側のこと、外側の様子、皮膚で感じていること、全てを感じ取っている感覚。

これを観ながら、「今ここに居る」感覚を体感で掴んでいたように感じます。
それを感じていた時、宇宙と真っ直ぐに繋がっているような、頭の上の扉が開かれているような感じになっていました。

スエットの真っ暗闇の中で起こってあることが、ただそのまま生活の場でも起こっているんだなぁと腑に落ちていたのです。そしてワタシとはスエットの中全体がワタシなのです。

熱さの中で何も思考できないお陰で、ただそこにいる事が出来たように思います。
内も外も感覚もすべて今、同時に感じていく感覚。それが「今にもいる」でした。

スエットから出てきた時は私は清々しく感覚の全てが一つになっている感じでした。

スエットに入った人達の意見は様々です。
熱さをひたすら耐えた人。暗闇が怖くてパニックになりかけていたと言ってた人。祈る事を一生懸命にやって答えを待っていた人。そこにいる人達のプロセスでそれぞれの何かを掴んでいます。
その人のプロセスによって、こんなにも感じ方が違うのも面白い体験でした。
それも全て、宇宙のプロセスだと思って観ていました。
スエットロッジから出て、暫くは体験した事が言葉ではまとまらず、言葉で意味付けせず体験した感覚だけを体の中に温めている感じでした。

ふと、言葉が降りてきました。
「何者にもなる必要は無い」

何処かで、何者かになりたいと願う自分がいて、その自分が「夢を叶えるための祈り」という言葉に抵抗をしていたのでしょう。
自分のエゴを見透かされたような言葉でした。

今にいるとは、何者にもならず、そこを「体験するだけの者」 になっているんでしょうね。

私はネイティブインディアンや祈りには関心は無いけど、「今ここ」や自分の中にある宇宙を感じるためのツールとしては面白い体験だったと思います。

朝が来て、霜が降りたスエットロッジと草木は朝日に照らされ空も澄んで気持ちのいい朝でした。

その体験も宇宙の流れの一つとして有機体の私が経験するプロセスだったんだなぁと幻想の中にいる私を味わいながら青空を眺めてみました。

 

★★★ワークショップのご案内★★★

各種ワークショップを開催しています。

スケジュールはインフィニティーHPに記載していますので、ご覧下さい。

2018/1/28  ワークショップ『Dream map』

 インフィニティーワークショップ
◆テーマは『Dream mapを作る』◆

2018年1月28日(日)10:00~16:00

 

一年の始まりです。

あなたと云う宇宙のドリームマップを作りましょう。

あなたの本当にやりたい事は何ですか?

あなたでいる事は何ですか?

このストーリーの世界で、どのように意図をして生きていくのか、そのストーリーの中から離れてもう一度選択をしましょう。

 

ドリームマップを作ることで、あなたのエネルギーは流れ出します。

自分のイメージを作り、この一年本当に生きたい方向へ流れ出しましょう。

 


場所:東京都墨田区 『Big Ship』

東京都墨田区本所1丁目13番4号

定員:5名
料金:8,000 円
———————————————-

→申込・お問い合わせ