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非二元へと続く個人の癒しの旅

非二元では私は居ないといいますが、なぜ、個人の癒しの旅が必要なんでしょうか。

自分の不快な感情はストーリーと知っていても何故癒していく必要があるのでしょうか。

 

私は非二元や目覚めを『理解する』という事を間違えて捉えていた時期がありました。

本を読んだり、悟りを理解している人から話を聞いたりしていると、その理解はできてくると思っていました。知識で分かっていくものだと思っていたんですね。

初めのうちは知識が増えて理解が深まるのですが、それがいつの間にか知識や理解では分からなくなっていきました。

理論をいくら手に入れても癒しは起こらず、理論の上に、また理論を求めて理論ばかりを上塗りして、結局ネットサーフィンのように「悟り」のサーフィンをやって時間ばかりが過ぎて行きます。

 

そうして、悟り はどこかゴールがあるような探求にさえ思えるのです。

私はそれをやり続けていました。

スピリチュアルな成長を目指して… みたいな感じでしょうか。

 

でも、それは結局、ここに来て思うのは理解よりも必要なことは今在るものをただ感じることでした。

理解することは、体が感じている感情を上手く隠してしまいます。

感じないようにするために理解した理論を使って思考で片付けてしまう感じでしょうか。

 

感情を感じる。受け入れる、在るものを在るものとして素直に認める。恐れている自分を認める。タダをこねてる自分の感情を認める。

自分はいないはずなのに、何故自分の感情を扱うのか…。そんなパラドックスにも陥ったりします。

今もそれの繰り返しです(笑)

 

でも、その個人の持っているストーリーを充分に受け止めて認めた時に 理解では得られない、無条件に起こる体の底からの癒しを感じるのです。

癒した時にストーリーだと納得をしてストーリーを止めることが出来ます。

 

ストーリーが終われば自然とこの身体にはエネルギーが立ち上がり、この身体に流れている本来のエネルギーが動き出します。

それはその身体が持っている宇宙と調和したエネルギーなのだと思うのです。

 

それがある意味、個を超えた善悪や優劣のない世界だと思うのです。

その体験は本を読んでも体験できず、思考で理解できるものでもなく、ただ自分の持っているストーリーと向き合うだけのように思うようになりました。

 

だからこそ、日々の生活を感じながら生きていくのは 悟りへの大切なプロセスだと思うのです。

 

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思考で片付けてしまいがちな感情

こんにちはー。どんどん日差しが強くなってきましたね。

もうすぐ梅雨に入る感じですね。

最近、夜中に目が覚めて眠れなくなることがあります。

考えが湧いては流れ、また湧き上がりグルグルと回り出します。

こんな時、思考を眺めていると次から次へと止めどなく湧き上がるのを目撃します。

思考もコントロール出来ませんので、思考が起こっていることを眺め、体の外側で起こっていることを眺め、そして体の内側で起こっている感覚を眺めてやり過ごしています。

思考と気づきの意識が離れて自分という一つの存在を見ている時間になります。

 

思考が織りなす分析や想像の世界を横に置いておくと、ちょっと間違えてしまうのが「今、感じている感情」も横に置いてしまうことではないでしょうか。

これは私がやってしまいがちなんですが…(笑)

沸き起こる感情を「ただ起こっていること」と分かったような言い訳をして、感情に触れないようにしていたりする事が往々にして私の場合はあるんですよね。

 

感情に寄り添わず、分かったつもりのすまし顔で「そんな感情があるのね〜」って気付くだけ。感情の放置です。

そんな時、ワークを通じてその感情をじっくりと味わい自分の体の中にある感情の波動を受け止めることをやってみます。

そうすると、この作業がどれだけ癒しに繋がるのかを実感し本当に心から安心感を味わいます。

 

この思考が持っている観念や思い込みは、この体の経験を通して自分を守るために作ってきたルールなので、そこに触れた時に私の感情は波打ちます。

それは悲しみだったり、寂しさだったり、恐れだったり味わいたくない感情なので、それらの感情の再体験をしないように観念を作り私を守っています。

 

この観念はストーリーの中にあるルールだけど、今を癒していくにはストーリーだと知っていても向き合う必要があるのだと思います。

もしかしたら、ストーリーだと知っているから向き合えるのかも知れません。

その観念や経験が本当の事なんだと思っていたら、向き合うのさえ怖くて見ないふりをしてしまうと思います。

 

ストーリーが作り上げたルールを少し離れた意識から観察しながら、ストーリーの中に入り込んで味わい受け止めていく。

上手く言えないけど、最近はどっちの世界も行ったり来たりしている感じです。

と言うか、どっちも近くなってきた感じですね。

ストーリーだと知りながら、ストーリーから作り出した感情にしっかり向き合う。

 

最近の私の興味はここにあります。

ストーリーと知りながら、ストーリーに向き合う。それは 、この身体が五感で感じている「今」の瞬間の真実の感覚だから。

 

癒しは思考の中に無くて、「今」の中に見出すことが出来ると思います。

 

 

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