先日、中野真作さんの皆生温泉リトリートに参加してきました。
参加して一週間が経過しましたが、実はまだ私の体の中では言葉にならない感覚が熟成中のような感じがしています。
当日は集合時間が13:00とゆっくりスタート。
私は8:30には現地に入っていたので、まずは近くの海岸を散策。
砂浜の海岸は人もまばらで車の音もなく、トンビの鳴き声が聞こえてくるぐらいの静かな空間。
私はのんびりと浜辺に座り海を眺めて時間を過ごします。体内時計がゆっくりとした時間へと切り替わっていく感じ。
そこからリトリートの準備に入っていたのかも知れません。
いよいよリトリートスタートです。
旅館の最上階で三方向がガラス張りの会場。
海や山の眺めがよく、開放的で気持ち良い空間でした。
参加者さんと始めて顔を合わせて、ちょっと緊張している私。
でも、皆さんの関心や思いは同じなので、どこか同士のような安心感。
中野さんのお話でリトリートのお話は進みます。参加者の皆さんが個々に感じている事を話し出します。
中野さんのゆっくり穏やかな話し方は、私の体内時計を更にスローペースへと変えていきます。呼吸が自然と深くゆっくりになる感じ。
日常生活の世界から、違う次元へ移行している感じです。
ワークでは、ブレスワークや感情に触れるワークをして身体の中に籠っているエネルギーを発散させては、次に静かに瞑想をする事をしました。
放出しては内側のエネルギーに触れる。浄化しては沈黙する。
発散した後の沈黙は、安らぎや心地良さがあり思考が流れても思考に巻き込まれず、沈黙のスペースを保つことが出来ていました。
これを繰り返していくと、言葉ではなく身体の深いところが『安心』と云う感覚に満ちてきます。
このリトリートは、言葉の解釈や説明ではなく、この安心や守られている感覚を肌で直接体感させてくれるエネルギーの場なんだ分かってきます。
目覚めのプロセスが「何か」を知るよりも体験する。ありのままを安心して感じる。
そんな時間でした。
今まで中野さんのお話会は何度か参加しているし、スカイプセッションも受けていましたが、私はいつも思考での理解を求めていたから、今ひとつ物足りなかったり、スッキリしなかったりしていました。
でも、実は中野さんのセッションというのは、言葉ではなく癒しのエネルギーの体験や共有だったんだと今更ながら知った次第です。
お話会では分からなかった事が、理屈でないところで身体で分かってきた感じです。
もう、そうなると何を質問しても中野さんの返事は予想がついてしまうから聞く必要となくて、ただ沈黙(心のスペース)を共有して安心を感じていくだけになりました。
そして、リトリート自体のプロセスも面白い事が起こってきます。
まるで台本があるかのように、私に必要な事が参加者のディスカッションの中で起こりました。
グループの持つ力は本当に素晴らしいと思います。自分の内側で起こっている問題がその場で起こり、体験的に見せてくれるのですから。
この体験を安心できる状況下で体験して自分に触れれた事は最高のギフトでした。
自分の内側にも外側にも素晴らしいプロセスのあった三日間のリトリートでした。
自宅に戻り、リトリートの時にメモした手帳を改めて読み直してみるのですが、何故か言葉がとてもチープに感じます。
言葉を読み返しても心が動かないのです。
やはり、中野さんのリトリートは目覚めるための方法を言葉で知るのではなく、体験しにいく場所だったのですね。
その感覚を今度は自分自ら感じれるよう、暮らしを観ていく。
まずは、ゆっくりと呼吸をして内側を感じて、そのままを受け止めていく。
安心して流していく。そして、流れていく。
それらをお土産に持ち帰ったリトリートでした。
リトリートのワークの中で面白い体験をしたので、それは次回書かして頂きますね。
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