先日、テレビ放映でゲシュタルト療法で体験談が紹介されたせいか、ゲシュタルトワークショップに興味を持っていただく方が増えたように感じます。

 

クライエントになってワークしている時は、そこには居ないハズの人が本当に居るように思えたり、声が聞こえたり、あたかもその場にいるように感じワークを通して自分の中で何が起こっているのか客観的に視る事が出来ます。
そして、自分の中から自然と改善する答えが出てきます。

 

私も先日、久しぶりにワークをしました。
話のテーマは『直属の上司が私との会話で不機嫌になると、不安になり相手のご機嫌をとってしまう事』

相手の感情は自分の責任では無いと分かっていながら、ご機嫌斜めになると隣に座っているから、仕事をしてても気になってしょうがない。
私の意識は完全に上司のご機嫌にフォーカスされてしまいます。
皆さんは、他人のご機嫌で振り回される事ありませんか?
ワークを開始して、まずは『自分の外側で起こっている出来事の座布団』を置きました。
そして、その座布団から少し離れて横並びに『私の座布団』を置きました。

外側の出来事(上司が私が原因で不機嫌になる)が発生すると、私の座布団に向かってビームのような光線が発射されます。
その光線がこう言ってます。
「機嫌が悪いんだから、どうにかしなさい!」

その光線の動きを、もう一つの座布団で表してみます。そうすると光線の座布団は、その言葉と一緒にわたしの座布団の上に覆い尽くしました。
そして、私の気持ちは上司のご機嫌を取らなきゃならない使命感に駆られるのです。

試しに、そのビーム光線の座布団を『出来事の座布団』と『私の座布団』の間に置いて座布団の上に座ってみます。

 

座って見ると出てきた言葉は「良い子でいなさい」、「あなたが悪いんだから我慢しなさい」「好かれる子になりなさい」そんな言葉でした。

それは子供の頃に聞いていた母からの言葉です。

私は無意識に母の観念や母の言葉に操作されて、社会生活で生きづらさを作っていたのです。
愕然としました。母の観念は私にこれほどまでに影響をしていたとは・・・。

その教えを手放す作業をしてワークは終了しました。

 

たぶん、これからは同じような事が起こって、不安感情を抱いても母の呪縛から離れて自分に教えてあげる事が出来ると思います。

これは、一つの生きづらさを手放せた瞬間だと思います。
私は過去に教えられた観念でストーリーを作り上げて出来事を見ていたのです。
その上司は私が母から植え付けられた観念を教えてくれました。

 

ワークをして自分の起こっていることに気づき、気づいたら手離せてストーリーから離れることが出来ます。
全ては幻想と知っていても、無意識の中に擦り込まれた観念はストーリーの世界を作り上げ身体や心が反応しています。
それを、見破るのがゲシュタルトです。

是非、ゲシュタルトワークを経験してみてくださいね。
ゲシュタルトは自分に優しく、自分のストーリーに気づくステキなワークです。

 

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