自分が空間に変わる時


前回書いた体験の続きで感じた事を書こうと思います。

まだまだ上手く体験を味わい尽くしているわけではないんですが、体験している事を意識していると見ているモノ、聞こえてくる音、匂ってくる香り、これらを体験している一瞬一瞬を感じます。

そうするとふと浮かんできました。

この世界と体験者の繋がりです。

例えば、よく言われている話しで森の中で木を切り倒した時に音はするのか…。

切り倒した時に音はしません。その音を聞く人が居るから音の振動がその人の鼓膜を通して木の倒れる音として初めて聞こえるのです。

そのことが浮かんできました。

じゃー、この今体験している見ているモノ、音、香りは受取手である有機体の私だけでは存在せず、見せているモノや発信している音などがあって初めて成り立つ世界なのだと。

だからこの世界は『体験しているこの有機体』と『発信している存在』によって作られていると理解出来るのです。

主体と客体があって世界は成り立つ…

その事が腑に落ちると、主体と客体一つで私なんだなぁと感じるんですよね。

上手く言えませんが…。

綺麗な色を放っている花も、花 と 私の目 があって初めて成り立つと思うと、花も私なんだと思うのです。

すると今見えている世界は全てが私なんだと感じたのです。
そうやって世界を見ていると、世界が愛おしくて小躍りしたい気分になりました。

どのように説明すればいいのか分かりませんが、この有機体(物体)の身体があって、起こしている存在があってその両方を持ち合わせた空間全てが『全部私として存在している』 感じ。

だから、世界全てが 私 。

そうなると、私の感覚は身体から離れて空間であり、私 = 見えている世界  って感じかな…。

そこがシックリしだすと、大きな安心の中に包まれます。

だって、何もかもが私だから、どこにも敵はいないし自分を守る必要もなくなるから。

以前なら思考で恐れを感じないようにしていたけど、それをしなくてよくて体験する安心感の中にいることが出来ます。

ぜーんぶ私だから、そこに恐れることは無いのだと新しい次元の世界を見た感じです。

言葉にすると屁理屈のようになってしまうけど、それが感覚で私の中に落ちてきのです。
ちょっと、この世界を味わっていこうと思います。

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