『表現アートセラピー』って知っていますか?
あまり聞きなれないセラピーだと思います。 描いた絵を分析するの?って思われる方もいらっしゃるかも知れませんね。
表現アートセラピーとは、そのように分析したり解釈したりするものではありません。
提唱者は有名な心理学者 カール・ロジャース氏の娘ナタリー・ロジャースで、父親から譲り受けたパーソナルセンタードをベースとしたものになっています。ですから、表現アートセラピーとは人間性心理学に基づき表現されたものは分析を行うことをせず、表現者の内的気づきや成長を目的としたものになっています。
表現方法は 絵を描く・音を出す・体を動かす・文字で書く・粘土で作る・創作する、そして分かち合うという事をします。
表現の上手い下手は一切関係ありません。子供が落書きをするように感じたままを手を通して描く、創る、身体を動かす、、そんな事をしていると自然と思考から外れて潜在意識が開かれていきます。それは、本当の自分が感じるままに表現した何かが生まれるのです。
私は他のカウンセリング療法もやっていますが、表現アートセラピーの好きなのは、この「言葉」ではない自分の内側から湧いてくる感覚をただ表現できるところにあります。
それは思考を通さない本当の感覚ですから一切嘘はつけません。その表現されたものは、表現者のエネルギーそのものなのです。
表現アートセラピーは自分の内側にあるものに、ゆっくり丁寧に触れ表現することで具現化さて今の瞬間の自分に出逢えます。
思考の枠を超えているから、表現した自分の作品から新たな発見が見えたりします。
そして、その発見はいつも、その人の必要なタイミングで必要なメッセージが見えてきます。
客観的に自分の内側を見ることで自分に何が起こっているのか知り、自分のペースでゆっくりと自分と会話することが出来るのです。
そして、答えはいつも自分の心の中にあります。そう、自分が全部教えてくれるのです。
自分を表現してみませんか? それは歩くように動く事だったり、一本の線を描くようなことだったりします。
その表現の中に今の瞬間のあなたの気づきがあります。
その気づきは、あなた自身へのギフトです。
表現アートセラピーワークを体験して是非、そんなご自分で出逢ってみて下さい。