先日、中野真作さんのFBの投稿にこんな事が書かれてました。
『分離という牢獄から抜け出すには、自己否定的な修行ではなく、人間としての自分の欲求や感情を全てまとめ、ありのままを十分に愛していく事。十分に泣いて、怒って、笑ってみよう。十分に味わって感じてみよう。
そうすれば自分という夢から抜け出す道が自ずと開けてくる。(一部抜粋) 』
とても心に沁みます。
そう、今あるのモノを無きモノにしない。
今、心の感覚や身体を通して感じていることを否定せずに受け入れていく。そうすれば自分の作り出している幻想に気づき壊していくことができると私も思っています。
実は、それを体験させてくれる一つの方法がゲシュタルトセラピーなんです。
ゲシュタルト療法と非二元の学び、二つの入り口から興味を持ち出した私ですが、学んでいくうちに段々とこの二つが切り離せないものだと思うようになりました。
ゲシュタルトセラピーは人間を一つの有機体(生物)として捉えています。
非二元は自分はいないと伝えています。
面白いですね。でも、非二元論の伝えようとしているところに辿り着こうと思うと自分を有機体として見て、この身体や思考が創り出している世界を受け取って、それが幻想だと腹落ちしてやっと幻想の世界から抜け出すことが出来るのです。
自分が作り出している幻想の世界に触れるのは実はとても怖かったりします。
だって身体は恐怖を感じるし、悲しみの波動も流れるし過去の嫌な体験や感情もありありと思い出されるし、場合によってはトラウマとなって身体が硬直したりと反応を起こします。
有機体の私たちはそうやって今まで自分を守ってきたのですから。
それを「全ては夢の中、私のものではない」と言ってしまったら更に今起こっていることを受け取らず苦しみが増していきます。
幻想の世界から抜け出せず、幻想の痛みに苦しめられる事になります。
ゲシュタルトワークはそれを安全な場所や方法で自分の作り上げてきた幻想を受け止める事ができるのです。
人間として作ってきた自分の世界。
それを知ることができるのです。
非二元論にご興味のある方は、興味の無い方よりも早くその夢から覚めることができると思います。
何故なら、今感じている苦しみや悲しみは十分に味わっても、それは幻想だと知っているから。だから味わっても大丈夫だと知っているんです。
ただ、味わいたくなくて自分を亡き者としているのなら、まずは幻想の世界から抜け出すために自分の感情を味わってみてください。
自分が作り出している幻想を教えてくれるのは身体の感覚と今に居ることです。
幻想の世界は思考が作り出すのです。
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